レポートCases / Reports

DIGITAL CRISIS RESEARCH INSTITUTE

デジクラトークナイト

デジクラトークナイトVol.1『みんなで学ぼう!日本のインターネット炎上事例研究会』

開催日時:2021年10月20日(水) 19:00〜20:30

パネリスト

桑江 令(くわえ りょう)

シエンプレ株式会社 主任コンサルタント 兼 シエンプレ デジタル・クライシス総合研究所 主席研究員。 デジタルクライシス対策の専門家として、NHKのテレビ番組に出演したり、出版社でのコラム、日経新聞やプレジデントへのコメント寄稿も担当。一般社団法人テレコムサービス協会 サービス倫理委員も務める。

徳力 基彦(とくりき もとひこ)氏

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 アンバサダー/ブロガー。NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。代表取締役社長や取締役CMOを歴任し、現在はアンバサダープログラムのアンバサダーとして、ソーシャルメディアの企業活用についての啓発活動を担当。個人でも、日経MJやYahooニュース!個人のコラム連載等、幅広い活動を行っており、著書に「顧客視点の企業戦略」、「アルファブロガー」等がある。

ヨッピー氏

日本で最も読まれるWebライターの一人。1980年大阪生まれ。関西学院大学を卒業後、商社に就職した後、フリーランスのライターとして活動。オモコロ、みんなのごはん、Yahooニュース個人などのメディアで執筆しつつ、お出かけメディア「SPOT」の編集長や、WEBマーケティングのコンサルティング、企画設計、講演など、日本を代表するWEBライターとして活躍中。前澤友作氏の密着記事や千葉市の熊谷市長とのシムシティ対決、星野リゾート星野佳路社長の鼎談、「PCデポ」の高額解除料問題の告発など、ユニークなものからシリアスなものまで幅広く手掛ける。著作に『明日クビになっても大丈夫! 』(幻冬舎、2017年)がある。

炎上件数が再び増加傾向に

桑江:デジタル・クライシス総合研究所が分析した2020年1月から2021年8月までの炎上件数の推移を見ると、最も多かったのは新型コロナウイルスの感染拡大による最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月の246件でした。

その後、いったん落ち着きましたが、2021年に入ると東京五輪・パラリンピックの問題などもあり、3月には224件まで増えました。5月は減ったものの、6、7、8月は再び増加し、2021年の炎上件数は前年を上回っています。1日当たりに換算すると5.1件ですね。

徳力:グラフだけを見るとずっと炎上が多い状況が続いているように感じますが、2年前、3年前はもっと少なかったのでしょうか。

桑江:2019年と比較すると、2020年は15%ほど増えました。年間200件くらいの増加で、2021年はさらに多くなっているということですね。

ヨッピー:確かに増えているでしょうね。コロナ禍の前後を比較すると、インターネット上の論調が結構変わっていると思います。ネガティブな投稿が、すごく増えている気がするのですが。

徳力:明らかにそうですね。いわゆる炎上ネタをめぐるメディアの記事化率も3、4年ほど前から激増していると思います。
Twitterの初期の頃の炎上事例は数えるほどしかなかったイメージですが、今は「炎上した」と言われる条件のハードルが下がりました。そうしたネタをメディアが取り上げる確率も上がっていますが、肌感覚でも間違いなく増えていると思えるのは事実ですよね。

ヨッピー:メディアが良くないですよね。記事のタイトルにも、すぐに「炎上」を入れますから。