イベントレポート:デジクラトークナイトVol.5「増え続けるウェビナーやオンラインイベントの可能性とリスクを話そう」
開催日時:2022年04月20日(水) 19:00〜20:30
コロナ禍で主役に躍り出たオンラインイベント
桑江:新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された2020年4月以降、一気にオンラインイベントが増え、リアルイベントはかなり少なくなりました。
コロナ禍以前と比べてビジネス系のウェビナーも増えていて、コロナ禍の収束後もオンラインでの参加を希望する声が多くなっています。
一方、オンラインには集客や技術的な課題のほか、双方向性を持たせることなどコミュニケーションの課題があるのも事実です。
また、リスクという観点で言えば、第三者による侵入・荒らし行為や参加権利がない人へのURL・パスワードの漏洩、セミナー内容・資料の流出、映り込みによる情報漏洩・炎上、参加者の顔が見えないことによる軽率な発言が発生しています。
こうしたことを踏まえ、皆さんはオンラインとオフラインのどちらが好きですか?
出典:Peatix Japan株式会社「2021年 イベント調査レポート」
https://blog.peatix.com/featured/2021_event_survey.html#h.bp1qqes3j7ie
徳力:オフラインイベントが好きだったと今も感じています。
セミナーを開くこと自体はオンラインでもある程度カバーできますが、イベントの何を楽しみにしていたかと言えば懇親会です。
会ったことのない会社の人と話せたり、知らなかったことを教えてもらったりするのが好きだったというのをコロナ禍で改めて思い知った感があります。
オンラインでもオフラインでも同じ知識は得られるかもしれませんが、オンラインには出会いが全くありません。だから、参加者目線だと断然オフラインの方がいいですね。
ただ、オンラインセミナーを主催する立場としては、日本中の方々が参加できることにメリットがあると感じています。オンラインセミナーを日常的に聴講するカルチャーも定着し、全国津々浦々に届くようになりました。
島袋:僕も同じ見解です。メリットを言えばゲストなどに地方在住の方を呼べるようになりましたし、スケジュールが合わなくても収録で対応できることも含め、かなりのパフォーマンスを発揮できるようになったと思います。
ただ、デジタル界隈のベンチャー企業は「何を売っているか分からない」という印象を持たれているのが現実です。そういったものを伝えるオフラインの展示会などには価値があるので、今もリアルイベントに顔を出しています。
酒井:参加者側としては、オフラインが好きです。実際に会ってちょっとお話できる気軽さはオフラインならでは。そこから派生して、いい意味で先を読みづらい人間関係をどんどん構築できるのが楽しいと思います。
一方、オンラインイベントの主催者側としては、ワンオペでできる効率の良さが大きなメリットです。受付や席のご案内などが必要なオフラインイベントは人手がかかるので、絶対に1人ではできませんから。
出典:https://www.nik-prt.co.jp/npcreation/npwp/future_online_distribution_trends/
https://jp.vcube.com/news/release/20210524-1530.html