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イベントレポート:デジクラトークナイトVol.7 「みんなで感じよう、SNSごとの反応の違い-同一テーマで論調を比較して気付くこと-」

開催日時:2022年08月17日(水) 19:00〜20:30

各SNSで異なるユーザー特性

桑江:本日は7つのテーマでFacebook、Twitter、Instagram、TikTokの4つのSNSごとの論調を比較し、気付いたことをお話しできればと思います。
国内のSNS利用者数は2022年末に8,270万人(普及率82.0%)に達し、2024年末には8,388万人(同83.2%)にまで拡大する見込みです。
また、1年前と比較したSNSの利用時間はTikTok利用者の43.6%、YouTubeとInstagramの利用者の42.6%、Twitter利用者の40.3%が「増えた」「どちらかと言えば増えた」と答えています。
Facebookは実名制が一番の特徴です。ユーザーの年齢層の中心は30代、40代と高く、リアルなつながりを持つ人同士のコミュニケーションやビジネスなどで利用されています。
Twitterの利用者は10代~30代の若者が多く、匿名性と拡散性の高さが何よりの特徴です。複数アカウントを持つユーザーの割合が多く、炎上事例の大半はTwitterが起点となっています。
また、InstagramとTikTokのユーザーの半数を占めるのは10代と20代です。
Instagramは女性ユーザーが多く、ハッシュタグ検索が盛んに使われています。
TikTokは「おすすめ」の人気動画がデフォルト表示されているのが特徴です。一方、新規ユーザーの投稿であっても一定数のユーザーには必ず表示されるアルゴリズムを採用しています。

くつざわ:Twitterは自らが獲得したいフォロワーをある程度、自分で選べるのが利点です。
例えば、旅行動画は旅行が好きな人に、ネタ動画はネタが好きな人に広がりますが、TikTokは全く想定していない層にも届いてしまうことがあるように思います。

徳力:TikTokのコメント欄は放置していますね。飛行機から富士山を撮影した動画を投稿したことがあるのですが、コメント欄では「富士山は静岡のものだ」「いや、山梨のものだ」という論争が巻き起こりました。
話題になったおかげで、動画の再生数は100万回を超えたんですよ。でも、そんな言い争いは動画の内容に全く関係なかったので、一切関わらないようにしました。

ヨッピー:Instagramの世界は平和そのものです。ユーザー同士が衝突しているのを見たことがありません。
Twitterは1万人、10万人が1つの話題について騒ぐというイメージですが、Facebookはせいぜい数十人が意見を言い合っている程度ですね。